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アルツハイマーに並ぶ有名な病気、パーキンソン病

パーキンソン病とは、脳の神経細胞群が徐々に死んでいく病気のことで、アルツハイマー病とともに高齢者にみられる有名な脳の病気です。アルツハイマー病は主に知的機能が障害されるものでパーキンソン病は主に運動機能が障害されるものなのでこの2つは似ていながらも対照的といえます。パーキンソン病を患ったとして有名な人物には、アドルフ・ヒトラー、モハメド・アリ、江戸川乱歩、岡本太郎等が挙げられます。海外に比べて日本は割合が少ないのですが、それでも14~15万人のパーキンソン病患者がいるといわれています。

 

症状としては手足の細かい震え、筋肉がこわばり特に手の関節がうまく動かせない、姿勢を維持できず体のバランスがうまく取れない、動作が全体的に小さくなったり遅くなったりします。こういった症状は何年もかけてゆっくりと進行するので、しばらくは気づかないことが多いです。また、運動機能の他にも自律神経の症状、睡眠障害、うつ等精神症状、認知機能障害が現れることもわかっています。特にうつ症状はパーキンソン病患者の約半数に起こるもので、本人やご家族が気づいてないことも多いです。

 

パーキンソン病は薬物での治療がメインです。パーキンソン病の原因である、ドパミン不足を薬で補ったり、人工的にドパミン作用を持たせた薬を投与します。治療薬の服用でも改善がみられない場合には、脳手術という手もあります。脳深部にある神経組織に人工的操作を加えるのです。手術治療は高度な技術と設備が必要なため、かなりハイリスクになります。そしてまだ完全なる治療法が確立されていないため、リハビリとして運動療法を行うことが重要視されています。リハビリテーションをすることにより薬の量を減らし、薬の副作用を最小限に抑えることができます。症状の軽減、安定を得ることもできますしパーキンソン病と向き合う上でリハビリとは最も重要な事項です。

 

パーキンソン病は非常にゆっくりと進行する病気ですから、長い目で向き合わなくてはなりません。そのためには進行のスピードやどの程度の進行なのかを本人も、周囲の人も正確に理解し受け止める必要があります。病気だからといってふさぎ込まず、今まで生きてきた人生のペースを少し落とすくらいの構えでパーキンソン病と付き合っていきましょう。